伴走型支援事業に携わって

釧路市地域雇用創造協議会が進める地域企業の販路拡大と魅力ある雇用の創出を目指す『伴走型支援事業』に参加した“株式会社カネイチ丸橋”の橋川社長に、この取組についてのご意見を伺いました。

 

Q1:令和2年12月から釧路市地域雇用創造協議会の伴走型支援事業に参加されたわけですが、参加のきっかけは何ですか?

橋川社長
「釧路市ビジネスサポートセンターk-Bizさんに以前「タラまんま」という商品の販売方法について相談を行い、販路に適した包装形態と資材開発のアドバイスをいただきました。これがご縁でk-Bizさんが構成団体の一員となっている雇用創造協議会のお話をお聞きし、ぜひ伴走型支援事業に参加したい旨をお伝えしました。」

 

Q2:販路拡大においてどんな課題をお持ちでしたか?

 

橋川社長
「当社は、北海道産の魚を主原料とする干物の加工販売を行う会社です。主には、地元のスーパーや加工工場に隣接する直売店での対面販売を行っていました。販売員が直接お客様にその場で商品説明を行い買っていただくので、商品パッケージは無地のポリ袋に社名や魚の種類などのシールを貼った簡易な包装資材を使用していました。ところが、当社の商品をお客様に知っていただけるようになると、地方の友人や知り合いに当社の干物を送りたいとのご要望が増え、また釧路以外のスーパー、百貨店などからも連絡をいただく機会が増えてきました。しかし無地袋に入ったサンプルでは上手く商談が進みませんでした。包材を何とかしないといけないと悩んでいました。」

 

Q3:伴走型支援事業に取組んでいかがでしたか?

 

橋川社長
「k-Bizさんのアドバイスのもとで包材のデザインを雇用創造協議会さんと決定し、令和3年7月に印刷包材を完成させました。その印刷包材を使用した商品を既存の販売先に納品したほか、新規商談先に提案しました。多くのお客様から「高級感がある」「ブランド力がアップした」などのお褒めの言葉をいただき、関東地方をはじめ遠くは九州の百貨店さんまで商品を扱っていただけるようになりました。また、市内での試験販売でもご支援をいただき、自社直売店のイメージアップが図れたほか令和3年12月の「くしろ物産祭り」にも出店し、全国各地で開催される北海道物産展など、催事での店舗設営や運営にも自信が持てるようになりました。今後は積極的に道外で行われる展示会や即売会などにも出店したいと思っています。」

 

 

リニューアルデザインした商品パッケージ

 

 

 

包材リニューアルに伴い、港町釧路の旨味を伝えるためパンフレットを制作

 

店舗の外観もリニューアル

Q4:最後に、この事業の目指す「魅力ある雇用の創出」について教えてください。

 

橋川社長
「令和3年7月より販路拡大が行えたことにより、前年対比で販売先及び販売数量が約2倍になりました。製造面では、毎日一定数量の加工が見込めるようになり、販売とリンクした計画的な生産が行えるようになって参りました。次年度からは、販売計画・生産計画をきっちりと作成し、計画に沿って人員増を検討して行きたいと考えているところです。」